不妊検査の過程で、子宮鏡検査と通水検査(子宮鏡下選択的卵管通水法)を受けました。
1泊の検査入院の体験記(2)です。
検査の内容から退院までの流れ・費用などについて書いています。
検査前日
検査前日の前処置(ラミナリア挿入)などについては、こちらの記事に詳しく書いています。
7:00 リカバリールームへ 点滴・注射
検査前日の23時以降の水分摂取は禁止で、検査当日は禁食です。
7時にリカバリールームに移動し、検査着に着替えます。
(上下とも下着は何もつけていない状態)
点滴(ラクテック)を入れ、筋肉注射(アトロピン)をお尻に打たれました。
麻酔はしません。
久々の筋注、痛かったです…
他にも検査や採卵などの患者さんが何人かいるので、カーテンに仕切られたベッドで寝たまま順番を待ちます。
9:00 子宮鏡・通水検査(子宮鏡下選択的卵管通水法)
9時過ぎに自分の順番がきたので、歩いて手術室に移動します。
手術台の上に上がり、普段の内診よりも気持ちしっかりめに足を開きました。
その後先生が来て、消毒をしてから検査が始まりました。
前日に挿入したラミナリアを抜く感覚は分かりませんでした。
子宮鏡で子宮内を観察し、その後左右それぞれの卵管にカテーテルを入れて青い水を通します。
私からも見える位置にモニターがあり、看護師さんが「こっちが左の卵管です。」などと実況してくれました。
モニターが見えると今何をやっているのかが分かるので良かったです。
検査が終わった後、先生から「大丈夫でしたよ」と声を掛けてもらいました。
検査自体は20分程度で終わりです。
検査が終わった後は、歩いて再びリカバリールームのベッドへ戻りました。
子宮鏡検査・通水検査の痛み
子宮鏡検査・通水検査の痛みについてです。
前日のラミナリア挿入を除き、当日の検査では強い痛みは感じませんでした。
子宮の中に水が入ってくるときの違和感や、ちょっとした痛み程度で済みました。
10:00 抗生剤の点滴
最初に入れたラクテックに続き、10時頃に抗生剤の点滴(ロセフィン)もしました。
11時頃には点滴を全て抜去し、病室に戻ることができました。
11:00 採尿 青い尿を確認
通水検査で卵管が通った場合、腹膜から体内に青い水が吸収されます。
そのため尿が青くなります。
最後に尿を提出し、青い尿が出ていることを確認してもらったところで全て終了して退院です。
検査当日は夜までずっと尿は青いままでした。
通水検査をしたおかげで、卵管が通るようになりました!
3日間抗生剤を内服
感染予防のために検査翌日から3日間、抗生剤の内服薬が処方されました。
子宮鏡検査後の出血
子宮鏡検査後の出血についてです。
ごく少量の赤い出血が1日2回程度、約5日間続きました。
大量の出血や発熱、うずくまるような腹痛がある場合にはすぐに受診するように言われました。
子宮鏡・通水検査(子宮鏡下選択的卵管通水法)入院費用
子宮鏡・通水検査の入院で掛かった費用:14,000円(食事以外は保険適用)
上記には食事の費用(約500円)も入っています。
検査中にポリープなどの切除をした場合、更に高くなると思います。
ちなみに明細を見ると、検査料よりも入院料の方が高いです。
入院していなければ、検査料は単純計算で6,000円程度になります。
前日のラミナリア挿入の苦痛や費用を考えると、子宮鏡・通水検査は日帰りでやった方が良いと思いました。
(というより、色々な病院のサイトを見ましたが、入院して行う病院の方が少ない思います。)
【子宮鏡・子宮鏡下選択的卵管通水法】入院体験記・費用2 まとめ
以上、子宮鏡・通水検査(子宮鏡下選択的卵管通水法)の入院体験記(2)でした。
検査結果に関わらず体外受精から始める予定ではありましたが、無事に卵管が通ったのは良かったです。
退院後に診察を受けて、基本的な検査は全て終了です。