不妊検査の過程で、子宮鏡検査と通水検査(子宮鏡下選択的卵管通水法)を受けました。
1泊の検査入院の体験記(1)です。
検査の内容や前処置(ラミナリア挿入)などについて書いています。
子宮鏡検査・通水検査を受けた経緯
子宮卵管造影検査で両側卵管閉塞疑いとなり、子宮鏡検査と通水検査(子宮鏡下選択的卵管通水法)に進むことが決まりました。
先生からは、「検査でカテーテルを入れてみて卵管が通れば、タイミング法から始めて良いと思います。」と言われました。
「へ~!卵管が通るようになる可能性もあるのか!」とこの検査に関心を持ちました。
子宮内膜ポリープの切除も同時にできる
子宮鏡検査中、子宮内にポリープなどが見つかった場合は、その場で取り除くことができると説明されました。
子宮鏡下選択的卵管通水法とは
子宮鏡下選択的卵管通水法についてより詳しく知るために、検査前に調べてみました。
色々な病院のサイトを見た中で、検査のイメージがしやすかったものを引用します。
子宮鏡で見ながら細いカテーテルを、つまっている卵管に1cmくらい挿入してインジゴカルミンという青い色素水を注入します。
子宮鏡で見ながら、青い色素水が戻ってこなければ「通過」、戻ってくるときは「閉塞」と診断します。カテーテルが入らないときも「閉塞」と診断されます。また青い色素水が卵管を通過した場合は腹膜から体内に色素水が吸収されますので、その後の数回の尿が青くなります。
「子宮鏡下選択的卵管通水法」津田沼IVFクリニックブログ
要は卵管に管を入れて直接水を通してみるってことですね。(雑)
この検査によって40~50%の確率で卵管が通るようになるとのことです。
普通は日帰りで短時間で受けられる検査ですよね。
なぜ私の病院は入院?(硬性子宮鏡を使った古い方法だから?)
入院当日の検査・オリエンテーション
入院の受付を済ませたあと、事前の検査がありました。
- 採血
- 心電図
- 血圧・体重測定
看護師さんからは、検査のスケジュールや病棟・病室の案内といったオリエンテーションがありました。
ラミナリア(ラミケンR)挿入で激痛・嘔吐
夕方、診察室に呼ばれて内診台で子宮口を広げるための処置(ラミナリア挿入)を受けました。
ラミナリアは、子宮頸管の拡張などに使う棒状のものです。
子宮卵管造影検査であまり痛みを感じなかったので、ラミナリア挿入も余裕なはず!
と思っていたら私の場合は違いました。
子宮口がかなり硬いのか、ラミナリアの挿入に15~20分ほど掛かりました。
先生もカーテンの向こうで「うーん、入らないなー…」と何度も言ってたのが分かりました。
処置中に痛みが増してきて、病室のベッドに戻ってからは痛みで震えていました。
そのあと吐き気が込み上げてきて、トイレで1回嘔吐しました。
楽しみにしていた病院の夕食(笑)も、1口も食べられませんでした。
痛み止めのロキソニンをもらい、やや痛みは和らいだものの、結局翌朝までほとんど眠れませんでした。
回診にきた先生には「つらければ抜いても良いよ」的なことを言われました。
でも、ここでやめたら入院の意味がなくなってしまうと思ってなんとか耐えました。
私は痛みに弱い方ではありませんが、このラミナリア挿入はかなり堪えました。
次に子宮鏡検査を受ける機会があれば、絶対日帰りの病院にします…!
看護師さんが優しかった
私は今回が初めての入院でした。
看護師さんたちが優しくて、泣けてきました。
私は別の理由で看護師になりましたが、
「昔入院したときの看護師さんが優しかったから、看護師を目指した」という人の気持ちが今更ながらとてもよく分かりました。
【子宮鏡・子宮鏡下選択的卵管通水法】入院体験記1
以上、子宮鏡・通水検査(子宮鏡下選択的卵管通水法)の入院体験記(1)でした。
いよいよ翌日は検査です。
早くラミナリアの痛みから解放されたくて仕方ありませんでした!
検査当日の記事はこちらです。