保育士試験の筆記試験に全科目一発合格しました。
市販のテキストだけで合格した勉強方法や、学習期間、試験の得点などについて書いています。
独学で保育士試験に一発合格。得点について
保育士試験の結果についてです。
私は2023年の後期試験を受けました。
直近の過去問で9割近く取れていましたが、今回の試験は難しく感じました。
社会的養護はギリギリですが、ニコイチ(教育原理・社会的養護)というくくりでみると8割とれたのでOKかな?と開き直っています。
看護師なのに「こどもの保健」の得点率が最も低いというのがちょっとショックです。
子どもの保健は、ガイドラインなどの勉強が足りていなかったと思います。
保育士試験は3年かけて全科目に合格すればOKです。
全体の合格率は約20%(何回目かの受験で全科目合格)で、一発合格は3~5%とのことです。
保育士試験の勉強を始めたきっかけ
私は不妊治療(体外受精)を始めた頃に、保育士試験の勉強を開始しました。
保育士試験の勉強を通して、子どものことをもっと知りたいと思ったからです。
保育士試験は一発合格を狙って勉強する
保育士試験で合格した各科目は3年間有効なので、数回に分けて合格していこうと考える方もいると思います。
ただ、今回受験してみて感じたのは、一発合格を狙う気持ちで勉強した方が良いということです。
私の場合は次回の試験日と出産予定日が近いため、今回受からないと再受験は最短で1年後になってしまうという事情がありました。
なので一発合格を目指していました。
試験で出題される法律や制度が変更されたり新たに作られたりするため、その項目を把握して勉強し直すのは大変だと思います。
また、9科目はそれぞれ深く関わっているため実際の試験では「この科目にこの内容が出るの?」という問題が多々ありました。
(例:「こどもの保健」の試験だけど、「子どもの食と栄養」寄りの内容が出題される、など。)
一部の科目に合格した場合に、その科目の勉強をやめてしまうのは危険だと思いました。
結局全科目に合格するまで9科目の知識をキープする必要があります。
そのため、一発合格をする気持ちで勉強することが大切だと感じました。
ノートは作らない
勉強のノート作りについてです。
看護師免許のほかに宅建(3か月で一発合格)を持っているのですが、両方の試験勉強とも、ノートは作りませんでした。
今回の保育士試験でも、勉強用のノートは作っていません。
追記したいことは付箋に書き込み、テキストに貼っています。
情報は全てテキストに集約すると勉強がしやすかったです。
ちなみに、付箋は100均で売っている方眼のものを使っていました!
好きな大きさに切ってインデックス替わりにも使えます。
試験当日も会場にテキストだけ持参しました。
テキストに直接書き込んでいないので、受験終了後はテキスト内の付箋を全て剥がしてから、メルカリで売却しました。
保育士試験に一発合格したテキスト
保育士試験の勉強のために、テキストと過去問をあわせて3冊購入しました。
『福祉教科書 保育士 完全合格テキスト 上』
1冊目は『福祉教科書 保育士 完全合格テキスト 上』(定価2200円)です。
- 社会福祉
- 子ども家庭福祉
- 保育の心理学
- 子どもの保健
の4科目が入っています。
『福祉教科書 保育士 完全合格テキスト 下』
2冊目は『福祉教科書 保育士 完全合格テキスト 下』(定価2200円)です。
- 子どもの食と栄養
- 保育原理
- 教育原理
- 社会的養護
- 保育実習理論
の5科目が入っています。
『福祉教科書 保育士 完全合格問題集』
3冊目は『福祉教科書 保育士 完全合格問題集』です。(定価2420円)
こちらは過去問です。
これら3冊のテキストだけを使用しましたが、保育士試験で合格点を取るための知識は十分に詰まっていると感じました。
テキストは3冊ともメルカリで購入しました。
どれも書き込みがない状態で新品同様でした。
保育士試験に一発合格した勉強方法
保育士試験を受けようと思ったのが、試験のちょうど5か月前です。
何をしていたか振り返ってみます。
5ヶ月前(5月下旬)
テキスト上・下1回目を読み終える。
テキストの内容を覚えようとするよりは、7~8割理解できればOKというスタンスで読み進めました。
最初の1か月で保育士試験の範囲の全体像を把握すると良いと思います。
4ヶ月前(6月下旬)
テキスト上・下2週目終了。
1回目で分からなかったことは自分できちんと調べて、付箋に書き込んでどんどんテキストに貼っていきました。
保育士試験の勉強をしていると、似ている名前の制度がよく登場します。
- 日常生活自立支援事業(社会福祉法)
- 利用者支援事業(子ども・子育て支援法)
- 地域生活支援事業(障害者総合支援法)
↑このように、似ている名前の制度や根拠法、制度の内容などは曖昧にしないように心掛けました。
ちょっとでも疑問に感じた点は、調べていました。
各施設の職種ごとの人員配置や、ガイドラインの学習も重要だと思います。
また、この時期から過去問にも取り掛かりました。
3ヶ月前(7月下旬)~試験当日まで
テキストと過去問を繰り返しました。
科目にもよりますが、全体で4~5回やりました。
最後の3か月のうちの約2か月間はつわりが続いていて寝込む日もありました。
つわりによる体調不良で勉強が全くできない日が多々あったので、実質的な学習期間は3か月ほどかと思います。
勉強をする日はその日にする範囲を決めて、1~2時間取り組んでいました。
試験当日はちょうど安定日に入る日で、体調も落ち着いていました。
そのため穏やかな気持ちで試験に臨めました。
保育所保育指針について。暗記は必要?
テキストの巻末には保育所保育指針が掲載されていますが、丸暗記はしていません。
私はテキストのメインページで紹介されている部分をおもに勉強していました。
試験を終えて感じましたが、保育所保育指針を一字一句暗記する必要はないかと思います。
保育士試験の受験料
保育士試験の受験料についてです。
オンライン申請・クレジットカード決済の場合、保育士試験の受験料は13,050円です。
大学の卒業証明書は、手元にあるものをスマホで撮影してアップロードすればOKでした。
ただ、卒業証明書が旧姓のため、戸籍抄本の画像添付も必要でした。
そのため戸籍抄本の発行に350円掛かりました。(マイナカードでコンビニ取得)
市販のテキスト代と受験料を合わせても、2万円以内でした。
保育士試験当日の様子。昼食・おやつのことなど
保育士試験当日の様子についても少し書こうと思います。
私は大学が受験会場でした。
全科目を受験している人(=おそらく初受験の人)は、教室の3分の1ほどの人数でした。
科目ごとに教室内の受験者が増えたり減ったりします。
今回その中でも一番受験者が多かったのが「こども家庭福祉」でした。
私の隣の人も1科目だけ試験を受けていました。
昼食は、おにぎりを作って持って行きました。
会場内でゴミは捨てられないので、おにぎりならゴミもコンパクトで済みます。
それから、おやつのチョコ(明治のべストスリー)も役に立ちました。
各科目の開始前にひと口食べて、やる気を出していました!
丸2日間、午前から夕方まで集中する必要があるので、糖分の補給は重要だと思いました。
【保育士試験】独学・市販テキストのみで一発合格【使用テキスト・勉強方法】まとめ
以上、保育士試験に独学・市販のテキストだけで合格した勉強方法や、学習期間、試験の得点などについてでした。
12月には2次の実技試験(音楽・造形を選択)を受け、保育士試験に無事合格することができました!