私たち夫婦は、2023年3月から不妊検査のために不妊治療専門病院への通院を始めました。
検査の段階でしたが、涙が止まらなくなった日がありました。
気持ちを整理するためにも、その日のことを振り返って記事を書こうと思います。
涙が止まらなくなった日のこと
不妊検査は生理周期に合わせて行うものが多いですよね。
私は生理5日目に受けたホルモン検査の日に、自分がとても情緒不安定になっていることに気が付きました。
その日の病院の事務員の方の対応がひどかったことも、私の情緒不安定さに拍車をかけました。
採血を終えたあと、涙をこらえながら帰宅しました。
『隣の家族は青く見える』を見て再び涙
不妊検査を始めた頃、ちょうどTVerでドラマ『隣の家族は青く見える』が放送されていました。
ドラマの中では深キョンと松山ケンイチが妊活に励む夫婦を演じています。
深キョン(役だけど)も自分と同じように子宮卵管造影検査を受けたり、不妊治療で悩んだり…
病院から帰宅後に見て、タイムリーな内容すぎて涙。
深キョンも当時35歳で、今の私と同年齢でした。
涙が止まらなくなった理由
その日の夕食を準備している最中、ついに大量の涙が止まらなくなりました。
検査を始めたばかりで、まだ結果を何一つ受け取っていないのに。
今冷静になって考えると、その日のメンタルはどうかしていたと思います。笑
号泣の理由は、
- 自分たちの選択で子なし夫婦を約10年やってきたのは、間違っていたのか?
- もっと早く子供を持てば良かったのか?
- 約10年を無駄にした自分はバカだったのか?
といったことです。
20代半ばで結婚したとき、同級生の中では早い方でした。
でも気が付けば後から結婚した友人たちに子持ちが増えていきました。
それまでは特に何も思いませんでしたが、いざ妊活・不妊検査を始めると涙が…
過去の自分を責める気持ちでいっぱいでした。
そのほかには不妊検査の結果を知るのが怖い、という心境もありました。
過去の自分の選択に後悔しても仕方ない
一人で号泣している時、ちょうど夫が帰宅してきました。
私「20代半ばで結婚した時、すぐに子供を産めば良かったのかな?私はバカだったのかな?」
夫「過去のことはしょうがないよ。病院に行くのがつらいなら行かなくても良いよ」
といった会話をしました。
今思うと、検査中の段階なのにちょっと情けないです。
結局、夫と会話をしているうちに少しずつ気持ちが落ち着いてきました。
結婚して約10年が経ちますが、看護師の仕事や夫の海外転勤があったので2人の生活を優先してきました。
転勤中は海外生活を2人で思い切り楽しみたかったので、そこで出産・子育てをする選択肢は自分にはなかった。
どれもこれも自分たちが選んできた生活です。
過去は変えられないので、これからのことを考えていくことしかできないという当たり前のことを再認識しました。
前向きに考えたこと
妊活・不妊治療を始めるにあたって、前向きに考えられたこともあります。
- 20代の頃の自分と比較すると、35歳の今の方が安定した気持ちで子育てができそう(あくまで私の場合)
- 不妊治療が保険適用になったので、治療を始めるにはちょうど良かった。
良い面を見つけながら、前向きに進んでいきたいと思いました。
涙が止まらなくなった日。自分の選択は間違っていたのか まとめ
以上、検査の段階で涙が止まらなくなった日のことについてでした。
今後本格的に治療が始まってからも、気持ちが不安定になることは多々あるかと思います。
でも、そういう時は出来るだけ「穏やかに、穏やかに…」と念じながら(?)、過ごしていきたいです。
記事を書いて気持ちを整理したらスッキリしました!